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石見神楽の日本遺産登録が決定!

石見神楽が「神々や鬼たちが躍動する神話の世界~石見地域で伝承される神楽~」の名称で、日本遺産への登録が決定しました。厳かさと華やかさは人の心をひきつけて離さない、年間を通じて盛んに舞われるなど地域に深く根付いていることが、登録決定の理由とのことです。
 「日本遺産(Japan Heritage)」は地域の歴史的魅力や特色を通じて、我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として文化庁が認定するものです。

卓越した演舞と多彩な演目  白谷神楽社中

白谷神楽社中(しらたにかぐらしゃちゅう)
 
吉賀町無形文化財に指定されている白谷神楽社中は、慶応4年(1868年)神仏混に伴い、神職のみによる神楽が民間に伝承されたことに始まります。初代は12名の伝承者から始まり、現在27名の構成員がいます。
数々の神楽後演大会で受賞歴があり、実力派揃い。若者を中心としたメンバーが、毎週火・金曜日に練習小屋に集まり、演舞に磨きをかけています。
 
幅広い年齢層とプロ意識の高さで、将来に伝統を伝えてくれる頼もしい神楽社中です。
恒例の「新春神楽」は、白谷神楽社中の単独公演で、正月の風物詩となっています。

200年以上受け継がれる伝統   抜月神楽団

 抜月神楽団(ぬくつきかぐらだん)

抜月神楽は、江戸畤代中頃、山口県玖珂郡山代地方から伝承された舞から始まったと伝えられています。
神職が舞う神事舞から氏子へと担い手が移り、津和野左鎧、八幡宮宮司・村上寿酒から手ほどきを受け、さらに浜田を中心に沸き起こった石見神楽大改革の影營を受けながら、現在のスタイルを構築させてきました。
舞の所作、奏楽、天蓋や採物等に石見神楽の古い要素が多く残され、山口県、山代神楽との共通性が見られるなど、ほかの神楽にはない特色があり、六調子をよく保持していることから島根県無形民俗文化財に指定されています。
現在は、小学生から大人まで幅広い年齢層の18名の団員が、伝統を守りつつも舞手の個性を表現に取り入れ、常に演舞を進化させています。

吉賈町無形文化財  黒淵神楽社中

黒淵神楽社中(くろぶちかぐらしゃちゅう)
 
吉賀町糀谷の黒淵地区に伝わる六調子の舞で、昭和56年8月1日、吉賀町無形文化財に指定されています。
夏祭りには、樹齢千年と言われる杉の巨木「千年杉」で知られる「愛宕神社」の拝殿で、神楽を奉納します。
左鎧、八幡宮宮司・村上寿酒の指導により、明治の中頃に伝えられたと言われ、山口県玖珂郡山代地方の流れを汲む優雅な六調子が特徴です。所蔵の幕には「大正15年石州ニ四巻之堂舞」とあります。「巻之堂」とは「カンドン」または「カンド」と読む鹿足から山口県東北部地域の言葉で、演目の単位を意味し、黒淵神楽社中では当時24の演目があったことが分かる、歴史ある社中です。

まんが神楽のおはなし

新コーナー♬
神楽はじめましてさんは演舞を見ても「これって、どんなお話なん?」てなりますよね。
もちろんお話が分からなくても十分楽しめちゃうのが神楽なのですが、わかっていればさらに面白い!
そこで、代表的演目のストーリーを分かりやすくまんがにしてみました。
これで、お子さんに「あれ誰~?」と聞かれてもバッチリ説明できちゃいます!
吉賀町内で配布しているミニ新聞「よしかん」の連載コーナーなので、少しずつアップしていきます。
お楽しみに♬

八久呂鹿

吉賀町の名前の由来となった伝説
八久呂鹿

年間上演情報

白谷神楽社中
抜月神楽団
黒淵神楽社中
1月
新春神楽
2月
3月
4月
カタクリ祭り
5月
道の駅かきのきむら さつき祭り
6月
7月
七夕祭り
愛宕神社夏祭り
8月
ふるさと夏祭り
9月
石州会祭り
ひがん花祭り
10月
産直・物産館やくろ 秋の収穫祭
11月
きん祭みん祭農業文化祭
道の駅かきのきむら収穫祭
きん祭みん祭農業文化祭
12月
奉納神楽
9月~10月
※開催日は年によって変わります。詳しくはお問い合わせ頂くか、アンダーバー「今月のお出かけ情報」をご覧ください。
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